サメ映画(サメえいが、英語: Shark Movies)とは、1匹以上のサメを主な脅威(悪役)として描き、サメという海の捕食者と人間との生存をかけた戦いを描く映画のことである。

一般的に、サメが人間を襲うというインパクトからホラースリラー映画や動物パニック映画のジャンルに属することが多いが、ドラマ作品やコメディー作品として描かれることもある。

共通点

サメ映画の共通点としては

  1. 主な敵役は、巨大で脅威的な人食いザメ
  2. サメと一緒に海中に閉じ込められたり、取り残されたりする人々のグループ
  3. 多くのサスペンス要素、緊張感、ジャンプスケア演出
  4. 窮地を救って、サメを倒そうとする勇敢な人物
  5. 水着姿の女性

などが挙げられる。

主に登場するサメ

  • ホホジロザメ
  • アオザメ
  • オオメジロザメ
  • ペレスメジロザメ
  • メガロドン

歴史

サメ映画の歴史は古く、『ジョーズ』以前のサメ映画といえば、1936年の『White Death』、1956年の『虎鮫作戦』、1969年の『シャーク!』が代表的である。『ジョーズ』(1975年)はサメ映画の常識を覆し、『ジョーズ2』(1978年)、『ジョーズ3』(1983年)、『ジョーズ'87 復讐篇』(1987年)と3本の続編が続いた。また、1976年の『w:Mako: The Jaws of Death』、1977年の『オルカ』(サメではなくシャチが人間を襲う)、1981年の『ジョーズ リターンズ』(『ジョーズ』とあまりにも似ているためユニバーサルスタジオに訴えられた)など、明らかな模倣作品も多数製作された。

1999年公開の『ディープ・ブルー』以降、ネタ切れやマンネリ化等で、メジャースタジオ制作で劇場公開されるサメ映画の本数が大幅に減り、2003年の『オープンウォーター』を除き、主にビデオスルーやテレビ映画、単館系のZ級~B級映画が中心となっていた。しかし、2013年にオリジナルビデオとしてリリースされた『シャークネード』がカルト的な人気を獲得したことや、2016年公開の『ロスト・バケーション』が、世界興行収入で一億ドルを越える久々のヒット作となったことで、サメ映画が商業的に稼げるジャンルだと再発見され、2010年代後半以降は、劇場公開されるサメ映画も再び増えている。

2010年代にかけても、『海底47m』(2017年)や『MEG ザ・モンスター』(2018年)など、数多くのサメ映画が製作され続けている。

サメ映画の一覧

『ジョーズ』シリーズ

  • 『ジョーズ』シリーズは、人食いザメによるパニックを描いている。記念すべき第1作目となる『ジョーズ』では、スティーヴン・スピルバーグが監督を務め、ロイ・シャイダーとロバート・ショウ、リチャード・ドレイファスの3人が協力して、血に飢えた巨大なホホジロザメに挑む姿が描かれている。この映画の続編である『ジョーズ2』は、その後、ロイ・シャイダー抜きでも『ジョーズ3』、『ジョーズ'87 復讐篇』と続編が作られるほどの利益を上げた。
  • 2001年、『ジョーズ』は「夏に公開される映画が成功することを証明し、物理的な存在ではなく兆候等で示されるほとんど知覚できない悪役を作り出した功績」により、アメリカ国立フィルム登録簿に登録された。

『シャークネード』シリーズ

『シャークネード』シリーズは、竜巻によって上空へと巻き上げられたサメが、人間を襲う様子を描いている。

『オープン・ウォーター』シリーズ

『海底47m』シリーズ

年代順

1930年代

1950年代

1960年代

1970年代

1980年代

1990年代

2000年代

2010年代

2020年代

その他

サメを主題としていなくても、さまざまな形でサメが登場する映画は多く存在する。

  • 様々なジェームズ・ボンド映画において、サメは人食い肉食獣として描かれている。
例えば、『007/サンダーボール作戦』や『007/死ぬのは奴らだ』、『007/私を愛したスパイ』、『007/ユア・アイズ・オンリー』、『007/消されたライセンス』では、ボンドの敵が裏切り者や裏切りを疑われる者に対して、暴力的で過激な処刑方法としてサメを使用している。
  • ボンド映画の多くの要素をパロディ化した映画『オースティン・パワーズ』シリーズでは、悪役のDr.イーブルが、頭にレーザービーム照射装置を取り付けたサメを手に入れることができず、非常に不愉快な思いをするシーンがある。ただし、彼の願いは、第3作目で叶えられることになる。
  • 『バットマン』(1966年)に登場するサメは、ヘリコプターの縄梯子を上るバットマンを襲い、バットシャーク撃退剤(Bat-shark repellent)を噴射されて爆発する。
  • 『ファインディング・ニモ』 Finding Nemo(2003年)
ディズニー/ピクサー制作によるアニメ映画。ハンマーヘッドシャークのアンカー、ホホジロザメのブルース、アオザメのチャムというサメのトリオが登場する。彼らは、サメの印象を良くしようとベジタリアンを標榜し、罪のない魚を食べたいという本能的な欲望に抗っている姿が描かれている。
  • 『ファインディング・ドリー』 Finding Dory(2016年)
ディズニー/ピクサー制作によるアニメ映画。『ファインディング・ニモ』の続編。デスティニーという名前のジンベエザメが登場する。
  • 『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』 Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest(2006年)
  • 『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』 Pirates of the Caribbean: At World's End(2007年)
デイヴィ・ジョーンズの配下であるマッカスは、傷だらけの頭部がハンマーヘッドシャークのような頭をし、サメのように鋭い牙のような歯を持っている。
  • 『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』 Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales(2017年)
ディズニー映画。アンデッドシャークが登場する。
  • 『パシフィック・ウォー』 USS Indianapolis: Men of Courage(2016年)
太平洋戦争末期を描く戦争映画。撃沈された巡洋艦インディアナポリスの乗組員たちが海上で救出を待つ間、獰猛なサメに襲われ、次々と命を落とす。
『ジョーズ』に登場するサム・クイント(ロバート・ショウ)は、太平洋戦争中に巡洋艦インディアナポリスに乗り込んでいたという設定。
  • 『マダガスカル2』 Madagascar 2: Escape to Africa(2008年)
わずかなシーンながらも、サメが登場する。
  • 『サンゲリア』 Zombi 2(1979年)
ゾンビがサメと格闘するシーンがある。
  • 『コン・ティキ』 Kon-Tiki(2012年)
1947年、古代ペルーの筏を再現して太平洋横断に挑戦した男たちの海洋アドベンチャー映画。太平洋横断中にサメに襲われる。
  • 『ファイナル・プロジェクト』 警察故事4之簡單任務(1996年)
サメが泳ぐ水槽内での格闘シーンがある。
  • 『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』 The Suicide Squad(2021年)
キング・シャークという、サメと人間のハイブリッドであるキャラクターが登場する。人間の肉が好物で、頭から丸呑みにしてしまう。元々は、アクアマンや、フラッシュ、スーパーボーイのヴィラン。

出典

備考

脚注

関連項目

  • サメによる襲撃
  • 大衆文化に登場するサメ
  • 『オルカ』 - 1977年の映画。シャチによるパニックと人間との対決を描く。
  • エクスプロイテーション映画
  • 海洋映画

外部リンク

  • “Sharksploitation”. sharksploitation.com. 2021年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月4日閲覧。
  • Sharksploitation exhibit -- Living Sharks Museum
  • Film School Rejects - "Sharksploitation: Feel the Grove According to 'Jaws'
  • Smithsonian Magazine - "How Realistic Is The Shark Science in 'The Shallows'?"
  • ABC News - "Why Has 'Sharknado' Become Such a Culture Phenomenon?"

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