翁座(おきなざ)は、広島県府中市上下町上下にある建築物。かつて芝居小屋・劇場・映画館として使用された。2024年(令和6年)10月17日、十八世中村勘三郎 十三回忌追善「錦秋歌舞伎特別公演 2024」開催(六代目中村勘九郎や二代目中村七之助、二代目中村鶴松が出演)。
概要
戦後は映画館に改装され、工場などとしても使われた後に閉鎖された。2000年代以降には建物としての価値が再評価され、建設当時の構造に配慮した復旧が行われて、一般に公開されている。
2014年、ひろしまたてものがたり「100セレクション」に選ばれ、また、「ベストセレクション30」「人気ランキングベスト30」にも選ばれた。
2023年(令和5年)3月には建物内に猿が侵入し、舞台の幕を噛み千切られるなどの被害が起きた。
歴史
- 1923年(大正12年) - 着工。
- 1925年 - 上棟式。
- 1927年(昭和2年) - 開館。
- 1947年(昭和22年)11月 - 農地解放を祝う神楽を興行。
- 2018年(平成30年) - 府中市が所有者となる。
- 2020年(令和2年)8月 - 国の登録有形文化財に登録。
- 2021年(令和3年)4月 - 一般公開を開始。
建築
大正時代に建てられた木造2階建の芝居小屋であり、本格的な芝居小屋としては中国地方に唯一現存するとされる。廻り舞台、花道、すっぽん、奈落、楽屋などの舞台装置を有する。
- 開館100年に向けた改修案
市は、開館100年に当たる2027年度に工事完了を目指す方向で改修計画を作成中で、2024年8月3日、主に芝居小屋だった1951年までの翁座を再現する案と、芝居小屋と映画館機能を兼ね備えた1951年ごろの案が提示された。2024年秋に改修の基本設計をつくり、2024年度内に実施設計をまとめる方針とした。
2024年11月21日、小野申人市長は記者会見を開き、市財政悪化により改修計画を休止する方針を明らかにし、開館100周年となる2027年度に回り舞台や升席を復元する改装オープンを目指し設計を進めていたが、設計を本年度内に完了させるとした上で「改修には費用がかなりかかり、当面は現状のまま活用していく」と説明した。
脚注
参考文献
- 上下町教育委員会編『上下町史 通史編』上下町史編纂委員会、2003年 全国書誌番号:20525974
外部リンク
- 翁座 府中市観光協会
- 翁座 上下天領ツーリズム
- 翁座 ひろしま公式観光サイト
- ひろしまたてものがたり ベストセレクション30 広島県土木局営繕課 営繕企画グループ
- 翁座 ひろしまたてものがたり
- 翁座 文化遺産オンライン




