『もめんたりー・リリィ』(MOMENTARY LILY) は、GoHands制作による日本のオリジナルテレビアニメ作品。略称は「もめリリ」。2025年1月からTOKYO MXほかにて放送中。全14話予定でAT-Xのみ第14話の特別篇をレギュラー放送枠で最終回の第13話と連続放送が確定している。
総監督・キャラクターデザインを担当する鈴木によると、「少女達の絆や苦難に立ち向かう姿、共に笑いあえるぬくもり等を描いた物語」。
あらすじ
突如出現した謎の機械・ワイルドハントによって、世界から多くの人間が消滅した。河津ゆりたち5人の少女は、ワイルドハントから手に入れたアンドヴァリを使ってワイルドハントと戦っていた。ある日、ゆりたちはひとりで街を彷徨っていた少女・霞れんげと出会う。れんげもアンドヴァリを所持していたが、気がついたら手にしていたらしく、それ以前の記憶を失くしていた。
れんげは少女たちと合流するが、ゆりは戦いで命を落とす。旅を続けた少女たちは地下施設にたどりつき、自分たちが人間ではなく、人間そっくりに複製された兵器であると知ってショックを受ける。
登場人物
河津 ゆり ()- 声 - 阿部菜摘子
- 芯が強く前向きだが何事も雑な少女たちのリーダー。口癖は「どんどん」。アンドヴァリは大剣の「ティルフィング」。2話のゴリアテとの戦いで命を落としてしまい、3話で土葬された。
高台寺 えりか ()- 声 - 桜木つぐみ
- 独特な包容力を持つチームの年長者。アンドヴァリは盾状の「ミズガルズ」。
薄墨 ひなげし ()- 声 - 若山詩音
- ゲームに没頭しているインドア派で、体力はないが分析能力は高い。えりかとは付き合いが長い。アンドヴァリはハッキング能力を持つ「グレイプニル」。
霞 れんげ ()- 声 - 村上まなつ
- 初対面の相手だと気絶するほど人見知りが激しい。保存食を利用した割烹が得意で、割烹に限っては話すのを止められない。アンドヴァリはれんげの声に応えて飛行可能で、2体のワイルドハントを相手に瞬殺できる。ゆりの死後にティルフィングと合体して強化され、名前を引き継ぐ。
吉野 さざんか ()- 声 - 久野美咲
- 世界がどうなってもオシャレに手を抜かないギャル。アンドヴァリはクロスボウ状の「グングニル」。
咲耶 あやめ ()- 声 - 島袋美由利
- 冷静沈着で仲間たちのブレーキ役を担うが、一方で色々とこじらせている。ワイルドハントやアンドヴァリの名前を考案した。アンドヴァリは2本の刀の「スルト」。
作中設定
- ワイルドハント
- 機械仕掛けの巨大な生命体で、円盤に人間の身体が接合したような姿をしている。ワイルドハントと同時期に小型のロボットも出現しており、それらによって生活インフラが維持されている。
- アンドヴァリ
- 普段は手のひらに収まるジュエリーの形状をしており、「アンドヴァリ・エクステンド」の掛け声によって巨大な武器に変形し、ワイルドハントの討伐に使用される。
スタッフ
- 原案・アニメーション制作 - GoHands
- 原作 - GoHands × 松竹
- 総監督・キャラクターデザイン - 鈴木信吾
- 監督 - 工藤進、横峯克昌
- コンセプトデザイナー - 岸田隆宏
- メカデザイナー - 大久保宏
- 総作画監督 - 谷圭司、古田誠
- メインアニメーター - 内田孝行、大久保宏
- 割烹メニュー考案・監修 - 大西哲也
- 編集 - 藤本理子
- 音響制作 - グロービジョン
- 音響監督 - 中島えんじ、村松久進
- 音響効果 - 斎藤みち代
- 音楽 - Ryosuke Kojima
- 音楽制作 - FABTONE
- 音楽プロデューサー - 寿福知之
- チーフプロデューサー - 飯塚寿雄
- プロデューサー - 宇野寛太
- アニメーションプロデューサー - 岸本鈴吾
- 製作幹事 - SHOCHIKU anime
- 製作 - もめんたりー・リリィ製作委員会
製作
GoHandsが松竹からオリジナル企画の話を受け、「世界が滅びた廃墟で、戦いの中で仲間たちと生きていき、美味しいご飯を自炊するアクション料理企画(笑)」を提案し、そこに松竹からの「女性を主人公にしたストーリー」や「海外展開を見据えたこだわりのアクション」などの要望を反映した。
タイトルは、死と隣り合わせにある主人公たちから連想した「Mortal(残酷な)」「Momentary(一瞬の)」の2語と、人名らしさもある「リリィ」を合わせて、命が機械とは異なり限りがあり儚いものであることを表現している。
キャラクターは、まず「リリィ」という完璧な人格を設定し、それを原型に個性を5分割して制作されており、ゆりが一番リリィの原型が残っているという。キャラクターの姓名は、死と隣り合わせの緊迫感だけでなく華やかで楽しい日常の象徴として、桜の品種と花の名称で構成されている。
鈴木信吾によると、アンドヴァリのデザインはシナリオを読んだ岸田隆宏の「ゆりたちの心の琴線を奏でる」という独自の解釈により、楽器をモチーフにしたものが提示されたという。名前は多くの死がつきまとうイメージから北欧神話に由来する。
主題歌
- 「おいしいサバイバー」
- 花冷え。によるオープニングテーマ。作詞・作曲はYukinaとMatsuri、編曲はMatsuriとYuyoyuppe。
- 「リアル」
- miwaによるエンディングテーマ。作詞・作曲はmiwa、編曲はAkihisa Matzura。
各話リスト
放送局
BD
漫画
怜悧によるコミカライズ『もめんたりー・リリィ〜卒業までにしたい100のこと〜』が『マンガUP!』(スクウェア・エニックス)にて2024年9月から連載中。テレビアニメとは異なる世界線で、れんげたちが学校で「卒業までにしたいことリスト」に書いたことを実践していく。
- GoHands×松竹(原作)・怜悧(漫画) 『もめんたりー・リリィ〜卒業までにしたい100のこと〜』 スクウェア・エニックス〈ガンガンコミックスUP!〉、既刊1巻(2025年1月7日現在)
- 2025年1月7日発売、ISBN 978-4-7575-9606-1
Web動画
ボイスドラマ
YouTube『SHOCHIKU animeチャンネル【公式】』にて2024年11月25日から配信中。脚本は八薙玉造。
もめリリクッキング
アニメのキャストが本編に登場する料理を再現する料理特番『もめリリクッキング』がYouTube『SHOCHIKU animeチャンネル【公式】』にて配信されている。
小説
テレビアニメで脚本を担当する八薙玉造によるノベライズ『小説 もめんたりー・リリィ〜Precious Interludes〜』がブシロードノベルより2025年1月から刊行されている。挿絵はsyuri22が担当する。
- GoHands×松竹(原作)・八薙玉造(文)・syuri22(挿絵) 『小説 もめんたりー・リリィ〜Precious Interludes〜』 KADOKAWA〈ブシロードノベル〉、2025年1月8日発売、ISBN 978-4-04-899754-6
出典
参考文献
- 『アニメージュ 2025年1月号』、徳間書店、2025年1月10日、38-39頁、ASIN B00PG3CDE2。
- 『アニメージュ 2025年2月号』、徳間書店、2025年2月10日、30-31頁、ASIN B006LSB9T6。
外部リンク
- TVアニメ「もめんたりー・リリィ」公式サイト
- 「もめんたりー・リリィ」アニメ公式 (@MML_animePR) - X(旧Twitter)


